1943年(昭和18年)
谷崎潤一郎の長編小説。
東京出身の谷崎潤一郎が全編を大阪弁の会話で書いた異色の作品。
当時の上級階級の生活や風俗が絵巻のように描かれている。
大阪船場の古い名門商店である蒔岡家には、「鶴子」「幸子」「雪子」「妙子」の美人四姉妹がいた。
長女「鶴子」は、銀行員を婿に迎える。
次女「幸子」は、貞之助を婿に迎え、分家して芦屋に住んでいる。
三女「雪子」は、周囲の勧めで何度も見合いをするが、内気な性格のため30歳をすぎても独身のまま。
四女「妙子」は、活発な性格で、かつては好きな男性と駆け落ちしたことも。
4人の美人四姉妹を通して、戦前の大阪の上流家庭の暮らしぶり、考え方、生活の雰囲気が余すところなく伝わってくる名作。

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