1890年(明治23年)
この作品は森鴎外がドイツへ医学を学ぶために留学した時に知り合ったエリーゼとの恋愛体験を元に執筆された。
エリーゼは森鴎外を追って日本に来るが、家柄や官僚組織とのしがらみにとらわれ、別れを選ぶことに。
その後すぐ、森鴎外は両親のすすめで名家の女性と結婚するが、1年半後に離婚してしまった。
エリート官僚の太田豊太郎は、ベルリンに留学中に貧しい踊り子のエリスと出会い、付き合うことになった。
しかし、友人の中傷により免官となってしまう。
いったんは栄誉を捨て、エリスとの愛を貫こうと決意する豊太郎。
しかし、豊太郎の再起のために大臣の通訳の仕事を紹介してくれた友人の相沢は、エリスと別れろと言う。
そんな折り、エリスは豊太郎の子供を身ごもる。
自身の出世とエリスとの愛のどちらをとるか悩む豊太郎。
しかし、豊太郎は自身の出世を選び、エリスを捨て、帰国の道を選ぶことに。
豊太郎の裏切りを知ったエリスは、発狂してしまった。

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